動物的カン

息子の友人「なんか漫画貸して」
息子「俺の本棚の左右どっち?上から何段目?右から何冊目?

奥の列か手前の列かを言え」
友人「もし選んだ本がシリーズの途中なら、全部かしてな。
右の上から3段目、右から5冊目の奥の列の本。」
息子「おk。」

…とまあ、こんな会話がなされたそうです。
いそいそ帰って来て、さっそく本棚を確認する息子。
「奥の~右の~5さt・・・・・ナwニwワw金w融w道wの3巻wwwwwww」
息子の友人は「ナニワ金融道全巻」を持っていく事になりました。
うん。

確かにその本は、若いうちに読んでおくと良いよ。
これからの人生のために、もの凄く役に立つと思うから。
あいつらは、いつも動物的カン&感覚だけで生きてます。
しかもなんかサラッと当たり前に。

実は息子が中学の時、一時ちょいと問題を起こした時に
つるんでた友人との接触を私が禁じたことがあります。
にも関わらず、どこで連絡とるんだか?つるんでるんですな。

携帯もパソコンも与えていなかったときです。
連絡なんか取りようが無いのに会っているんです。しかも何度も。
「何かあった時はここに集まろうぜ」とかいう取り決めをしていたわけでもなく
「あいつが行きそうな場所は?」と探したわけでもかったそうです。

どうも出かけるとバッタリ会うらしい。
しかもその確率が半端じゃない。
今もよく会う奴とはホントによく会うそうです。

しかもありえない場所で。
10代の子たちの動物的カンをあなどってはいけませぬ。