生理痛や生理に伴うイライラは、やむを得ない事だけど当たり前ではない

生理の時や前後に、イライラしやすいというのはやむを得ない部分がある、それを家族にも理解してほしい、と言われる方が、時々いらっしゃいます。

そりゃあそうです。

感情のコントロールが難しいのを、考え方を変えるとか、そういう意思だけではどうにもならない所があります。ホルモンバランスが崩れたり実際にいろいろと体の中で起きている事によって当然メンタルにも作用があるわけですから。

ご家族には本当にご理解いただきたいな、と私も心の底から思います。

ただしですね、生理痛や生理の前後でイライラしやすくなるという事自体は、当たり前、、、ではありません。

その事自体が不健康な事なんだという事です。

例えば、毎回の生理で、それらがマシな時と、酷い時がありませんか?ならばその違いはなんでしょうか?

ある人が生理の時の体調は一か月の生活習慣の結果の通信簿だと、言っておられて、なるほどな、と思った事があります。

そうなんです。身体の使い方や、食生活や、冷やさないための生活などを見直す事で、生理痛や生理前後のイライラを軽減できるかもしれませんよ。

ご来院くださいましたら、ご本人にとっての必要な事ややめた方がいい事などを調べたり、詳しくお話させていただきます。

また、経血コントロールについてもお伝えさせて頂き、生理は排泄、つまり排泄とは本来は心地よいもの・・・と、あなたの常識をひっくり返すことができるかもしれません。

ただ、生理に関する体調不良やメンタル不調は、何らかの病気や遺伝的要素が関係している場合もあるので、必ず上記の事だけで解決とお約束はできません。案外かんたんに変化する人、手間隙かかる人、個人差はあると思いますが・・・

なんらか変化をおこせる方はけっこういらっしゃると思うし、生理に関して楽になれば、将来、子宮や卵巣の病気にかかりにくくなると思います。

中医学でいう未病(みびょう)に対処しましょう。

未病(みびょう)とは読んで字のごとくまだ病気ではないという事ですが健康ではない状態の事です。生理の時になんともない人よりは、生理の時に不調がある人の方が将来的に病気になる可能性が高いわけです。

脅かしたいわけじゃないんです。将来病気にならないためというより、現在の「生理だから仕方ないよね」としている不調を、改善できて、さらに将来の健康の可能性が上がるなら、知らなきゃもったいないよーというお話です。

今から不健康なところを健康にして、より健康な人生を生きていきましょう。