前世(過去生)を知る事の落とし穴について
スピリチュアルカウンセラーやサイキックメッセージを伝える人が、過去生を伝えたり、ヒプノセラピー(催眠療法)で本人に過去生を見てもらったりするのって、、、何のためかって今を良くするためでないとアカンはずなんですが・・・
今を良くせずとも、少なくとも、今を悪くするなら知らん方がいいちゅう話になると思うのです。
まあ、言うだけ、もしくは見せるだけで、ご本人の今が良くなる事は確かにあるけれども、、、
逆にね、それで今が病んじゃう場合があるようで。
過去生で理不尽な扱いを受けた事を知って、被害者意識がよけいに強くなっただけとか、酷いことした事を知って罪悪感が酷くなっただけとか、あるようなんですね、時々、お客様から聞いた話では。
それはセラピストの問題だと私は思うのです。
理不尽な扱いを受けた過去生を無意識下に引きずってたことがわかったら、チャンス到来、まずはそこをキチンと癒したり解放し、次に現在へのつながりを知ることで、今と未来が生きやすくなるはずなんです。
例えば、過去生で理不尽な扱いをした相手の当時の事情を知ったり誤解を解いたりが今を生きやすくする場合も多々あります。
または、そのもっと前の過去生で、逆に自分が相手に理不尽な事をしたとか、そういう流れを知ることで、恨みや被害者意識を解放できる場合もあります。
逆に、自分が酷いことをしていた過去生を知った場合は、、、まず今生の不満が減るはずなんです。そんな恐ろしい自分が三食食べられるだけで幸せなんじゃないかといふうに。
そして無意識下にあった罪悪感が今を苦しめている場合は、償いのやり方を変える、つまり、自分が幸せになる方法で他者を幸せにするとチェンジをしてもらうのも可能だし。
いずれにせよ、たくさんある過去生の中からいま出てきた情報が、今とどう繋がってるのか?納得して、気づきや解放を経て、現在の問題解決や、未来をよりよくする事にどう生かすのか?
その目的・考え方・技術なしに、スピリチュアルやってる人は、見えたことを無責任に伝えちゃダメだし、ヒプノセラピーでご本人に見させる人は、そこまで含んで扱わないと、クライアントをかえって病ます場合もありますよ、と、、、、思うしだいです。
私は、かつて、そこのところを叩きこんでくれた師匠たちに深く感謝であります。
ヒプノセラピー(催眠療法)で見た過去生ってホントなの?
当院ではヒプノセラピー(催眠療法)で過去生(前世)を扱う時がありますが。
本人が見た過去生(らしきもの)は、それが、本当かどうかの証拠はありません。だから私にもそれは断言できません。だって証拠は無いんだもの。本当かどうかはわかりようがありません。
ただ、潜在意識が見せたその情報に、現在の問題解決のヒントやら、よりよい未来のためのヒントが確かにあり、実際に気づきや解放が起き、現実が変化するという事実を何年も目の当たりにしてきたから、その事を私は信用しているだけです。
潜在意識というものは不思議だな、凄いな、というのは、過去生を扱う時に限らず、幼少期や胎内記憶を扱う時や、カウンセリングもコーチングも同じくです。
あと言葉の説明ですが。「過去生」とは何度も転生しているたくさんの過去の人生の総称です。「前世」とは今生の直前の過去生のみを指します。
当院のヒプノセラピー(催眠療法)で過去生を扱う時は、たくさんある過去世の中から、いったい、いつの(何世代前の)を見に行くのか?をまず選ぶんですが。それは、ご本人が、その日に、知りたい事や解決したい事のヒントがあるところという事で設定して、筋肉反射テストで選んでから開始しています。