2011.3.11の震災の直後に、たくさんの記事を書きました。震災に限らず、ヒーリングの基本に通じることも書いてあったので、2019年の今、重複内容などを整理して、いくつかの記事を一つにまとめました。
1、同情ではなく敬意を持ちその上で出来る事をする
(2011.3.15記)
あまりテレビは見ないのですが、先日たまたま聞こえてきた被災地の少女の言葉
「家も無くなり、家族も無くなり、今まで自分がいかに幸せだったかと思いました。」
痛く心に沁みました。教えてくれて有難うございます。
今日、受け取ったメッセージ
「被災地の方たちに対して同情してはいけない。自らが厳しい思いをして他者にも気づきを与えて下さっているのだから
(意識の上では人はわからないけど魂ではそういう事なのだそうです)
彼らに敬意を持ち、自らに必要な気づきを受け止め、彼らに感謝をし、その上で彼らに対して出来る事をしなさい」
何事も過去を見直し未来をよりよくするためのメッセージであるので、自分にとっては何のメッセージなのだろう、とそれぞれが考える事も被害を早く収める事に繋がるのかもしれません。
2、生と死
3月19日(土)にヒーリングの師匠の高江洲先生のワークショップに参加して、高江洲先生が話された事は私の考えていた事とだいたい同じでしたが、さらにわかりやすく話して下さり心の整理がつきました。
物理的肉体的には被害者でも魂の世界では英雄なのだ、自他の精神性を高めるためにその道を選ばれたのだと。被災地にいる方は生と死について真剣にならざるを得ない。被災していない人達も価値観が変わったりいろいろ考えた。
「あなた方の事を思うと胸が痛みます」という言葉はむしろ足を引っ張るのだと。
大切な事に気づくと迷っている魂はまっすぐ本来の道に進めると。
大人が亡くなって迷わずまっすぐに中間世(あの世。前世と今世の間。今世と来世との間)へ行った場合50年位、中間世に居てそして生まれ変わるそうです。
赤ちゃんなら10年位して生まれ変わるのだそうです(まっすぐあの世へ行けずに迷っている期間があるとその分遅れます)
今回震災で亡くなった方は私達より先に生まれて、来世の私達を助けたり導いたりして下さるのだそうです。生き残った人は今の世でするべき事があるのだそうです。
人や動物は死んで終わりじゃない。私はこれだけは昔から確信的に思っていました。
実際私だって、私の身内が亡くなったら寂しいし悲しまないでいられないと思いますが。
でも死んで終わりじゃないとわかっているのといないのでは悲しむ長さや深さが変わると思います。
中間世に行けずに迷う期間は無い(もしくは短い)方が良いです。なぜなら迷っている方(つまり世間で幽霊と呼ばれる存在)がたくさんおられると生き残った方にとっても、居ずらい空間になります。
生き残った方が、悲しみを乗り越え希望を持って復旧していくためにも亡くなった方に対してどういう思いやエネルギーを送るかは重要です。
生きているうちに死んでどうなるのか真剣に考えた事の無い方や、死んで終わりと思っていた方が、急な出来事で亡くなった場合、本来の英雄である魂の願いに本人がすぐ気づく事は難しく、混乱していて上(中間世)に上がりにくいと思います。死んだ事に気づく事すら難しいかもしれません。
つまり多くの人達が亡くなった被災地には、混乱している状態で行く道がわからない霊も、たくさんいるという事です。すると生き残った人も混乱や迷いや悲しみの影響を受けます。
復旧の為の乗り越える力の為にも宜しくないです。逆に、生き残った人がいつまでも悲しみ続けていると亡くなった霊も罪悪感を持ち苦しむ事になり、上に上がりにくい。
だから私は、身内を亡くされた方に対してはその悲しみを癒したい。その助けになると思うからこそ、死んで終わりじゃないって伝えたい。
直接の被害を受けていない人達には、亡くなった方や被災者の、魂の働きに報いましょう、感謝しつつ、私達自身が精神性を高めていこうと伝えたい。それが一番の供養だと伝えたい。
死んで終わりじゃないって知ろうよって伝えたい。柔らかい細やかな優しい光の存在を伝えたい。
亡くなった霊に対しては本来の魂の願いを思い出してって伝えたい。
愛と感謝を伝えたい。
神仏を頼って行ってって伝えたい。ギラギラの光じゃなくて柔らかい細やかな優しい光の方に行くんだよ。間違えないでねって伝えたい。
神仏に対しては迎えに来て説明してあげてって頼みつつ。
私は今回の震災で、どうしても死という事に焦点が向き、亡くなった人が上に上がるお手伝いをしないと、そのために、発信しないと、と何かに突き動かされてブログを書いていた自分に驚いておりました。
現実の生活をサポートする事を考えている人たちからバカに見えるんじゃないかと思いつつも。
私は適正や個性としてとして今はそっちの役割なんだな、と。復旧や、残された人の生活のサポートの役割の人には深く感謝しつつ。
あと私のヒーリングの師匠である高江洲先生が仰っておられた事に
「可哀想、助けなきゃという思い(エネルギー)を送る人は多いけど、本当の供養の為に必要な思いやエネルギーを送る人は少ないから手伝って下さい」
との事でした。遠隔ヒーリングとか専門的にならなくても、どういう思いを向けるかということはヒーリングと同じ事なので。
エネルギーの募金?思いの募金?かな。みんなで思うと必ず現実を動かす力になります。
3、 遠隔ヒーリングのやり方
対象は?
- 震災で亡くなって迷っている霊もしくはその土地へ
- 身内を無くして悲しんでいる人もしくはその土地へ
- 震災で直接被害を受けなくても経営悪化等で苦しむ人もしくは土地へ
- 計画停電等で重い気持ちになっている人もしくは土地へ
- 原子力発電所へ
- 日本へ
- 地球へ
- その他いろいろ
- 以上、自分がピンと来るものへ
- (ピンとくるものが自分の得意でもあるので)
やらない方がよい事
同情、憐み、悲しみ、心配などの思いを送る事(イメージは現実を動かします。かえって足を引っ張ります。良かれと思ってやっている人が実に多いので、どうかよろしく)
やりかたはとにかくポジティブな光を送る(イメージする・もしくは設定する)
- 現地の人たちの笑顔
- 感謝の光
- 亡くなって迷っている霊が本来の道を歩むという光
- 乗り越えるという光
- 希望の光
- 幸福の道への気づきの光
- 愛の光
- 特に設定しない。単に宇宙の光。
他にもいろいろあると思いますが工夫してみて下さい。どの方法がピンと来るかはそれぞれだと思います。イメージが苦手な人は、かわりに「言葉」を使っても大丈夫です。
イメージはし続けなくても大丈夫です(電気のスイッチ入れたらあとは忘れてても明るいみたいな・・・エネルギーってそういうものなので)最初に設定しておけばOKです。雑念が入るのは仕方のないことです。その場合は、雑念を打ち消そうとせず追っかけずがいいです。
光の出発点
自分の光を出さない事。
- 上から神聖な光(光のシャワーでもいい)が降ってくるのを、見届けるイメージ。
- もしくは神聖な光が、自分を通して流れるイメージ(パイプになる)
どちらかやりやすい方で。自分のネガティブなものが行きにくいし、自分の光を消耗しなくてすみます。
いつするのか
ウトウトしながら、電車に乗りながら、思い出した時に「ながら」でもOKです。もちろん落ち着ける場所で背筋を伸ばしてキチンと座ってなら、なお良いです。
4、おまけ。心の豊かな人たち
(2011.3.25記)
テレビで夕方、たまたま見た東北大地震・避難所の 女子中学生 3.4人が 物資を分けていてインタビュー受けている.・・・今何が欲しいですか?と 質問されている。 一人は、お水が欲しいな・・・そう~ お風呂もはいれてないし。すると、一人が、命あるからいいやんなあと、みんなで笑いながら言っていた。
私が同じ状況になった時に果たして笑ってそんなふうに言えるのだろうか? 世界中から賞賛の嵐となっておられる東北の方たち。苦難を乗り越えるべく頑張っておられる御姿。ご自身が大きな気づきを得られ生き方を高められている御姿。苦しい中で他者を思いやり助け合っている御姿が、心に沁みます。人間本来そうであった事を思い出させて下さいます。私達にたくさんの学びを下さっています。ありがとうございます。