フリーダイビングの講習を受けてきました

10月11~13日の4日間、フリーダイビングの初級コースの講習を受けてきました。

フリーダイビングと私

フリーダイビングというのは、タンクを背負わない素潜りといえば素潜りなのですが、その中でも、垂直に深く潜る、競技性の高いスポーツです。

私です。ほんとはアゴを引いて足も伸びてないといけないのですけどね。足ヒレでキックするのもタイミング早かったから波しぶきたってますね汗・・・・。(撮影:水中カメラマン速形豪)

ほんの少し前まで、まさか自分がやるとは思っていませんでした。なぜか流れで。

フリーダイビングの講習を受けることで、スキンダイビング(こっちは普通の素潜り)がより上手になるかな?というのもありました。

それと、スキンダイビングのときに、独特な精神状態になるのが、自身の瞑想や禅の世界を深める助けになるのかもしれないと思っていたこととも関連しますが「フリーダイビングならではの境地がある」と聞かされて、味わいたくて。

フリーダイビングを専門とする人は、その助けになるからと、ヨーガや禅や瞑想をする人が多いそうですが、私の場合は順番が逆ですね。

講師は金メダリストの岡本美鈴選手です。始めましての時の写真。

岡本美鈴選手がどんな人かを表す写真

プールに入る前に皆でストレッチ中、いち早くスタッフのカメラに気づいて、一人カメラ目線の岡本美鈴さん(キリッとかっこいい)
笑顔とピースサイン頂きました~
つられて皆もこんな感じに(でもちゃんと足はストレッチしたよ)

一連の写真が物語る、そう、こんな人でした。講習中の雰囲気は終始明るく、ずっと笑いがたえませんでした。

喉のストレッチのときに、アイーンってしたらもっと伸びるよって言って、ホントに手もつけて、すごい顔でアイーンをやってくれた写真があるのですが、それはアップしたらアカン気がするからやめときます笑

私の感じた岡本美鈴選手について

雰囲気が

雰囲気がとにかく普通の人じゃない、神々しかったです。

和やかな空気づくり

初対面のメンバーを、ニックネームを勝手につけて呼んだり冗談言ったり、和やかな空気づくりも超一流。講師とメンバーはもちろん、メンバー同士も仲良くなるように配慮してくださっていました。(ジャンルは違いますが私自身が講師をするときの真似る&学ぶべき所もたくさん)

人柄が

メンバーへの細やかな観察と気遣いも素晴らしかったし、メンバー以外の、例えば飲食店や施設の人への接し方なども・・・・人柄が本当に溢れ出ていて素敵な方でした。

教え方も超一流

一流の人は教え方が下手な場合があるというけど、岡本美鈴選手は違いました。教え方も相当、研究され考えつくされているという事が随所に出ていました。

だまされたっ!おかげで思ってたより出来た!みたいな場面も、ありました。

プールで水平に進むやつで私の自己ベスト25mを30mにしないと検定項目クリアにならないのですが、

「あのフィンキックで25いけたんだからフィンキックを正しくできたら30はすぐですよ。淳香さんは伸びしろがあります。フィンキックが正しくて25が限界だと、体力とか筋力とかつけなきゃいけなくて、そっちのが大変だから、淳香さんの場合はホントにあとちょっとなの」と。

伸びしろって・・・そんな伝え方ありますかと。

他にも、とにかく少しでも良くなったら、めっちゃ褒める。グチャグチャの中でも一つでもいいところがあったらそこを褒める。改善点は、いっぺんにたくさん言わず、段階を見て今必要な事を少しづつ言う。そんな、教え方でした。

名言いただきました

3日目の朝。和歌山県、白浜ラハイナさん前。

早朝、海を見ながら、しみじみとつぶやかれたこと

「幸せだなあ、人の進化に携わる仕事ができて。・・・あ、人はもともと海から来たから、退化か笑」

怖さの克服

何が怖いの?全部出す

→対策をしていく(そうならないためにこうしよう)

→だから出来る・だから出来るを積み重ねる

→出来る

これ、4日間のうち、違う場面で、岡本美鈴さんと、今回の主催者の、なみよいくじらの関藤さんが、全く同じことを言っておられて、驚きました。

息止めとフォーカシング

教えや体験の中に、ヨーガ・瞑想・座禅・気(エネルギー)などに通じる事を含んでいるのは想定内でしたが、、、

息止めのご指導の時に、私が施術でよく使う心理技術にフォーカシングというのがあるんですが、それが出て来たのは驚きました。

あとで聞いたら、岡本美鈴選手は、フォーカシングなんて知らなくて、それを意図してご指導くださったわけではなく、ご自身の探究心からくる気づきから編み出された伝え方だという事で、その経緯を聞き、さらに感服いたしました。

また、そのお話を聞いて、言葉のレッテルや、思い込みを疑うの、大事よなあという事、さらに深く染み入りました。

で、自分のことは

「神とのつながり」にはなかなか至れないけども

今回、私は、正直いっぱいいっぱいで、私の感じたかった一種独特な瞑想状態というか、心地よさを感じるというのは、それどころじゃなかったところもあります。でも、ところどころで、少しは感じれたかな。特に4日間の最後の方で。

プールで水につかってできるだけ長く呼吸を止めるという時間の中で、気持ちいい時間があるのは驚きでした。

今後、慣れていけばさらに深い世界を味わえそうで楽しみにしておきます。

他の受講者さんはずっと「気持ちよかったー」って言ってたなあ・・・・

瞑想状態云々はともかく、海や山に行って帰ったら、出かける前と少し違う自分がいます。同じことに対する反応が少し変わるし、感性が上がります。

自然と接する事&普段使わない脳の部分を使う事、この2つは大切な事なのだと、いつも思います。よりよい仕事をするためにも必要な時間です。

フリーダイバー初級の認定は

今回4日間で初級コースの認定は受講生3人とも今回は届かずでしたが、そもそも1年とか2年かけてとる人も多い内容なのだそうです。

私以外の2人は認定まであとわずかのリーチ状態。私はそのちょい後に居てます。

以下、クリア済みの項目は除外して今後の課題を書くと、、、

息止め(自己ベスト1分15秒→検定項目1分45秒)

浅いプールで潜水、息継ぎなしで水平に進む、フィンあり。(自己ベスト25m→検定項目30m)

浅いプールで潜水、息継ぎなしで水平に進む、フィンなし。(自己ベスト15m→検定項目25m)

垂直に潜る(自己ベスト6m→検定項目8m)

レスキューで人を引き上げる(自己ベスト3mから→検定項目5mから)

難関と思っていた「5m垂直に潜ったところから5m水平に進む」は今回なんとかクリアできたので良かったです。

あと少し写真を載せます。

2日目。大阪市内、森ノ宮のダイビングプールにて
3日目の朝。和歌山県、白浜のラハイナさんにて。海の見えるデッキでヨーガ。
4日目。和歌山県の須江。ビーチエントリーでドン深・風の影響も少ないダイビングスポット。
最後に海中で記念撮影(撮影:水中カメラマン速形豪)
一番前の人がロープにつかまり、他の皆は、その人につかまって撮ろうという打ち合わせだったのですが、私だけ出来なかった図(撮影:水中カメラマン速形豪)