伝わらないというコミュニケーションのお悩みについて
ご夫婦間、親子間、職場などでのコミュニケーションが上手く行かないというご相談をよく受けます。
特に相手に
- 嫌な事をやめてほしい
- 自分の思いをわかってほしい
- このように変わってほしい
などの、想いがあるけれども、
- 伝え方がわからない
- 一生懸命に伝えているのにわかってもらえない
という人に対して、お役に立てる記事になるかと思います。
私がコーチングスクールで習ったことに加えて、その後、10年くらいの間、必要そうなお客様にお伝えし、フィードバックをもらいながら、整理してきたテクニックです。
コミュニケーションに悩む全ての人に、これで全解決という技ではないかもしれません。
コミュニケーション技術に、どんな状況にもオールマイティというような、そんな便利なものは、そもそもないと思いますが。
ただ状況により、役に立つ人は結構いらっしゃるかと思います。
I(アイ)メッセージ・Youメッセージとは
I(アイ)メッセージとは、自分を主語にして話すコミュニケーションです。
対してYouメッセージは、相手を主語にして話すコミュニケーションです。
三段階に分けて書きます。
相手の嫌な事に対してどうするかは三番目のハードルになり、この記事の最後に書いていますが、まずは一番低いハードルから始めると良いでしょう。
一番低いハードル(良いところをIメッセージで褒める)
まずは、相手の良いところ・長所に対して、I(アイ)メッセージで、つまり主語を私にして褒める
- ありがとう(あなたが○○で、私は感謝している、と言う意味で主語は自分です)
- 嬉しい(あなたが○○で、私は嬉しい、と言う意味で主語は自分です)
- 助かる(あなたが○○で、私は助かる、と言う意味で主語は自分です)
- 幸せ(あなたが○○で、私は幸せ、と言う意味で主語は自分です)
- 好き(あなたの○○なところが、私は好き、と言う意味で主語は自分です)
対してYouメッセージなら
あなたが素敵とか、あなたが素晴らしいとか、あなたが凄い、という表現になります。
Youメッセージが悪いわけではなく、時にはその方がいい時もありますので、たまには使うといいかもしれません。
Youメッセージ(主語を相手)で褒めるメリットは、直接的な伝わり方をします。
Youメッセージ(主語を相手)で褒めるデメリットは、
- お子様の場合は、褒められないと動かない子になる可能性があります。
- 上司や義両親など目上の人に対しては「馬鹿にしている」と受け止められる可能性があります。
- コミュニケーションが難しいと感じている相手や、うたぐり深いタイプの相手、自己肯定感の低い相手に対しては、「ホントにそう思ってるの?」となり、伝わりにくい場合があります。
なので、Youメッセージが絶対にダメというわけではありませんが、なるべくI(アイ)メッセージで褒めてみましょう。
褒めたくないという人もいるかもしれませんね。
相手との関係性の改善を諦めている人は、やらなくてもいいと思います。
相手との関係性の改善したいと思っているならば、そのためだと割り切って、100%そう思えなくて、本心ではなくても、わずかでも気持ちがあればよいので、全くウソではないと思って、言って行くのも有りかもしれません。
二番目のハードル(当たり前扱いしてきた事をIメッセージで褒める)
今まで当たり前扱いしていたことに対して
- ありがとう
- 嬉しい
- 助かる
- 幸せ
- 好き
を言うことです。
当たり前扱いしていたこととは
- 生きていてくれてありがとう
- 働いてくれてありがとう
- 家事をしてくれてありがとう
などです。
自分がいつも当たり前扱いされてきたという人は、自分がお礼を言ってもらったり、褒めてもらったことが無いのに、相手に言うのは嫌だと思う人もいるかもしれません。
そんな人は、まず、自分が先に相手に言って行くことで、だんだんと相手が言ってくれるように変わっていく可能性が高いので、そのためだと割り切って、言って行きましょう。
早くて数か月、長くても半年から一年で相手が変わってくると思いますが、もし相手が変わらない場合でも、ご自身の生き方に大きな変化が起き、今までよりもさらに心を軽やかに生きられますので、試す価値はあると思います。
三番目のハードル
さていよいよ三番目のハードルです。
相手の変えてほしい事・嫌な事に対してどうするか?です。
嫌な事が、マシな時・例外の時に褒める
その嫌な事は常にマックスではないと思うのです。
たとえば、奥様がご主人に、家事を手伝ってほしいという気持ちがあるとします。
たまに珍しく、ほんの少しだけ手伝ってくれたというときに、
ほとんどの場合は、つい

まあ、めずらしいわね。
と嫌味を言ったりしがちです。あるいは

それだけやるなら、これもやってくれたいらいいのに
なんて言っちゃうかもしれません。
そんな時に!!!!!
その、ほんの少しの行為に対して
- ありがとう
- 嬉しい
- 助かる
- 幸せ
- 好き
を、言って行くのです。
するとあら不思議・・・・すぐに相手は変わりませんが、だんだんと変わっていく可能性が高いです。
嫌な事MAXの時
マシな時・例外の時に、頑張って褒めるようにすると、だんだんマシな時・例外の頻度が増えて来て、MAXの時は減っていくので・・・・・
それを頑張ることにしてMAXの時は何も言わないようにするというのも一つの手段です。
嫌な事を伝える時
それでも「これは伝えないと、相手がわからないだろう」ということや「どうしても伝えよう」と思ったときには・・・・
やはりI(アイ)メッセージです。
主語を自分にして伝えます。

もし、あなたが○○してくれたら、私は嬉しいのだけど?

あなたに○○されると、私は悲しいです
これがもし、Youメッセージ、つまり相手を主語にする伝え方なら

あなたって本当に何もしてくれないわね
というふうになります。
それだと、言われた方は
- やる気をなくしたり
- 何を改善していいかわからなかったり
という事になってしまいます。
また「夫は何もしてくれない人だ」と言い続けることで、自分と相手の双方の潜在意識に影響するため、その現実が続きやすくなります。
潜在意識や脳の働きとでいうと【現実を変えるには、言葉を変えること】という法則があるのですが。
その法則からみても、相手を褒め続けた方が自分にとって都合の良い現実を引き寄せやすいのです。
以上。ピンと来た人は試してみてくださいませ。