2015年11月14日15日ABCホールにて
ストレイドッグプロデュース公演『心は孤独なアトム』
出演させて頂き、無事、終演致しました。

力を抜くという事
昔、尊敬する鍼灸師さんから教えて貰ったこと
『治療の極意は、1000の力を100に近づけていく。
それができたら100の力を10に近づけていく。
それができたら10の力を1に近づけていく。
それができたら1の力を0.1に近づけていく。
それができたら0.1の力を0.01に近づけていく
それができたら・・・を一生続ける事です。』
これは生き方の極意でもあるなあ。
ダンスは、ブランクも長かったし、年齢差30もある若い皆と同じ稽古だけでは間に合わないので、私だけ動画観ながら自分の師匠に個人レッスンして貰ってたんですが、その稽古の中で、ダンスの師匠から言われた事。
「人の治療してる時は力抜けてるのに、ダンスではなんで抜かれへんの?」
「力は入れるんじゃなくて出すんやで。」
演出の森岡さんにも同じ事言われました。
「人の治療してる時は力抜けてるのに芝居ではなんで抜けないんだ?」
しかし今回、芝居で関わった人たちに治療しながら感じたことは
「治療でもまだまだ抜ける筈。もっと抜いたら、さらに本来の力が出せる。」
治療は昔よりは抜けていると思う。でもまだまだ抜いていきたい。ダンスと芝居は、稽古の最初よりは、本番では抜くことができた。でもまだまだ抜いていきたい。
今回の芝居は、治療と生き方についての学びでもありました。
ありがとうございました。


芝居とヒーリング
過去には役者として芝居に関わっていました。
10年ぶりに復帰し、今回の芝居からは役者としてはもちろんですが、同時にヒーラーとしても舞台に関わりたいと思いました。
結果、させて頂けたので嬉しかったです。
今後、舞台とスピリチュアルを融合させた事をしたいと思っていますが、私にとって今回はその第一歩となった気がします。(って演劇そのものがもともとスピリチュアルなものなんだけどね)
初めは私のヒーリング技術を活かす場面もあんまり無かったんですが、本番の一週間位前になって演出の森岡さんが、「吉田はプロの整体師だから何かあったらやってもらったらいいよ」と皆の前で言って下さって。
それからダダーッと皆が「私もやって~」状態に。
休み時間に自分の食事や準備の合間に、短時間で数名の施術をするわけなので、ガッツリとはできず、部分的にしかできないわけだけど。
中にはすぐに効かない症状の人もあったけど、大きく改善した人もいたし、殆どの方は何かしら軽減はしたと思います。
みんなダンスその他で足腰をかなり酷使してましたから、肉体レベルの事が多かったけど、中には心理的なことや霊的な事を扱う場面もありました。
しかし短時間で効果を出す&私が人の治療どころじゃない状態の時でも安定したエネルギーを・・・となると、やっぱり道具の力を借りるか~と、途中から音叉と水晶を稽古場に連れて行きました。

「チーン」とかやってると、そういう事に免疫のない人から、白い目で見られないかな?という心配もありましたが・・・結果、大丈夫だったどころか「私も」「私も」って大繁盛。
だって速攻で驚くほど効いたから。
特にセリフや歌の稽古で酷使した喉を癒やすには効きました。
声が急に出やすくなって「えっ!?嘘?」ってなってました。
でもまたすぐに酷使するから、本番までに何度かさせて頂きました。
特に本番前は全員の喉に音叉ヒーリングをして回りました。
そして会場と舞台にも空間の浄化。
もともとこれはやりたかったけど、受け入れられないんじゃないか?っていう心配もあったんです。
でもでも結果、大丈夫でした。
音響の人に「ハウッてる!?なんでっ!?」って驚かれたけど、説明したらすぐに理解してくれました。びっくりさせてごめんなさい。
自分の芝居にとっては・・・
実はリハーサルの時は舞台前に自分の役の気持ちを作りこんで・・・って他人のヒーリングどころじゃなかったけど、結果、芝居は自分的にはしっくりこなくて。
本番の時は、すでに役は(ぜんぜん違う二役だったけどどちらも)自分の中にあるから大丈夫って思って、みんなにヒーリングしてまわってたほうが、結果、余分な力が抜けて、役になりやすかったっていう。
皆の「喉を癒やす」とか「肩の力を抜く」とか「上がってる氣を降ろす」とかしながら、自分もそうなる、ありがとう、って設定してやってました。
私にとっても貴重な体験でありました。
力は本番では稽古よりは抜けてたと思います。
まだまだ抜かなあきませんが。今後の課題です。
↑↑↑写真は音叉と水晶チーンのポースで一緒に撮ろうと言ってくれた
荻野菜穂ちゃん(左端)
石神澪ちゃん(右端)
真ん中は私だよ。
みんな受け入れてくれてありがとう\(^o^)/
