遠隔ヒーリングとは、離れた所からのヒーリング(施術)です。北海道の人に大阪から不要なエネルギーを抜いたり必要なエネルギーを送ったりすることは可能です。
さて、よくご質問頂くのですが、遠隔ヒーリングは相手の許可なしでやってもいいのでしょうか?と。
これについてはヒーラーさんによっていろいろな考え方がありますが、私は、基本的には、NOの立場です。倫理上良くないと考えております。
なぜなら、逆の立場なら、私は自分の知らない所で勝手にされたくないからです。
病気や苦しい出来事は、本人にとって過去を見直し未来をよりよくする為のメッセージでもあるので、その理解もなく、無断で、単に、病気や苦しい出来事が無くなるようにという、遠隔ヒーリングをすると・・・
効いてしまった場合は、それは一時的であって、ご本人が根本に気づかないと、課題が先送りになるだけ、あとでより大きな形で出てくる場合もあると思うからです。
例えて言うと、風邪で熱が出ている時に解熱剤は飲まないほうがいいと私は考えています。熱はデトックスのチャンスだから( 本質をわかっていないヒーリングは、この解熱剤みたいなもの )
状況によっては解熱剤を飲んだほうがいい時もあるでしょう。ただどちらにするかは他人が押しつけることではなく、本人が選ぶことな筈。私は「解熱剤を飲んだ方が楽になるでしょ」っていう善意でもって、少なくとも私に無断で、私の飲み物に混ぜられたくはないです(あくまで例え話であり薬の是非の話ではございません)
ただし。
『乗り越えられるように』とか『愛と光で満たされますように』とか『幸せでありますように』という祈りや遠隔ヒーリングなら無断でもOKかな、と考えています。(「幸せになりますように」だと、現在幸せでない事になってしまうので「幸せでありますように」)
世界平和を祈る、災害の時に復興祈願をしに神社に行く、亡くなった人が成仏できるように神仏にお願いする、それらも広い意味では遠隔ヒーリングです。
何が違うかというと、逆の立場で自分が誰かに勝手にされても嫌じゃない設定かどうか、です。
この方法で、ご家族やその他の人間関係が良くなった方もいらっしゃいます。夫婦喧嘩の後や、嫌いな相手に対しても、上記の範囲ならOKかなと考えています。
ですから『相手が間違いに気づくように』とか『私にやさしくするように』そんな遠隔ヒーリングはダメです。
自分に間違いが無いことを前提になっているし、相手に対する具体的な支配になるから。そんなふうに願われた方は良い気がしないので、むしろ関係は悪化します。
いろいろ考え方あると思いますが、今の所、私はそう考えています。これとは別に、相手の許可がある上で、具体的に心や体を癒す遠隔ヒーリングについては、毎月のヒーリング講座でお伝えしています。